1月31日(月)
1月も今日まで
 早すぎ。
 今年もあっという間に一ヶ月を無駄に過ごしてしまった。こうしてずるずると一年を過ごしてしまう危険性が高い。
 職安に行こうと思ったが行けず。行っても希望に近い求人はないだろう。ネットで検索で済ますか。しかしなぜネットでは事業所名を明かさないところが多いのか。ネットで名前出せばそれだけで宣伝効果などのメリットもあると思うのだが。何かデメリットがあるのだろうか。待遇面の情報も職安で見るより少なくなっている。使い勝手が悪い。多くの情報を得るためには実際に足を運べということか。
 まあいい、社会の負け組の中でも最底辺の無職ふぜいは職安に行ってどん底の気分を味わいながら検索しろということだろう。職安で職を探すというのはつまりはそういうことだ。優秀な転職者は職安などには来ない。職安などは当てにしないだろう。
 とにかく1月はもう終わりだ。来月は一年でもっとも短い。時期的に求人も少ないだろう。  もう一年以上面接を経験していない。バイトすらしていない空白期間があるのでどうせ面接しても圧迫面接されまくりか、ただ単にネチネチ嫌味を言われて終了だろうと思うと嫌になる。応募するような求人もないが・・・。


1月30日(日)
1500万
 中学生が用水路で見つけたというニュースを見た。今日も別の人が200万を見つけたらしい。警察に拾得物として届け出たとのこと。ということは六ヶ月経過しても持ち主が出てこなければこれは届け出た人の物になる。うらやましい。ニュースでは中学生が届け出たのかどうかまではわからないが、たぶん見つけた中学生の名前で届け出たのだろう。
 こういう金は持ち主なんて出てこないだろう。持っていられない何らかの事情がある金だろうから。金を持っていると困る人も世の中には居るようだ。寄付でもすればいいものを、わざわざ捨てるとは。インチキ落とし主が出てきて面白いことは面白いが。
 ともあれ見つけた中学生は人気者になっているだろう。半年後が待ち遠しくてたまらないだろう。今年の夏休みあたりで大金が手に入るかもしれないのだから当然だ。人生狂うかもしれない。金銭感覚が麻痺するかもしれない。しかし悲しきかな、未成年なので親に財産の管理をされてしまうのは確実。野球少年らしいので、野球関連に使うぐらいが関の山か。もしかしたらどこかに全額寄付するかもしれない。ニュースで騒がれると全額自分の物にしてしまうわけにもいかなくなるだろう。まあ実際は寄付しなくても「寄付した」といえば済むことだが・・・。
 とにかくうらやましい。ここを見てるはずもないだろうが万一、見てたらば少し分けてくれないか。一万でもいいから。お願いします。


1月29日(土)
外出した
 チラシが入ってきていたので某PCショップへ。しかし午後からだったので数量限定特価品はすでに全滅。実は今日は午前中に目が覚めていたのだが布団の中から出られないまま昼になってしまった。とっとと起きて行けば安いマウスやキーボードが買えたかもしれない。まあ壊れてもいないので買う必要もなかったので、無駄遣いせずに済んだと思えばいいか。
 帰りにガソリンを給油した。来月2月からガソリンの卸値が上がるとの新聞記事を読んだ記憶があったので、今月中に入れておくことにした。エアコンを使うと著しくガソリンを消費してしまう。計算したところリッターあたり15kmしか走れてなかったことが判明した。10年前の軽自動車にしてはマシな方だろうか。
 しかし友達がいないと何もすることがないね。どこに行くにも独りだ。気が楽なのはそれはそれで良いのだが、むなしさはある。友達はパソコンとペットのハムスターぐらいだ。どっちも話すことはできない。すばらしい人生だ。


1月28日(金)
国会中継
 よくラジオで聞いてます。ネットでも中継されてます。衆議院参議院どちらも見れます。過去の答弁なども見れますので暇な人はどうぞ。子守唄代わりになるかもしれません。
 テレビでもいいのですが、別に映像を見てもあまり面白くもないでしょう。おじさんとおばさんしか映りませんから。イケメンや綺麗なおねえさんが映るわけではない。
 ただ、国会中継聞いてて思うのは、日本の総理大臣ってバカでもなれそうだということ。コネと金があればなんとかなるんじゃないですか。生意気な小学生の口げんかレベルの言い合いができる程度の能力があれば大丈夫です。その他は官僚が作ってくれた文を読んでれば万事OK。
 テレビで見ると居眠りしてる議員もいます。あと数年後にはテレビは完全デジタル放送化されてかなり便利になるとのことですが、その便利さを利用して何かできないですかね。
 各議員の席にカメラを付けておいて視聴者が自由に切り替えて見れたり、居眠りしたりアホな野次飛ばしてるだけの無能な税金泥棒に対しては天井から金タライをくらわしたり。イスごと地下に落下させて強制退場というのもいいですね。もちろん、視聴者ひとりの権限ではいたずらなども多発すると思うので、全国の視聴者からのリアルタイムな投票で、一定数の投票が集まった時にアクションが起こるシステムで。
 野次はまだしも、寝てるだけの議員は許せない。寝てて金貰えるなんて国会議員ぐらいだろう。うらやましいな。


1月27日(木)
久々に衝撃的な映像を見た
 今週はもうダメダメだ。
 家でだらけまくっている。職安にも月曜に行ったきりだ。もちろん、行っても職はないわけだが・・・。
 漢字の勉強もほとんどしてない。2ページやっただけだ。
 そういえば夕方のニュースで、漢字を正しく読めない小学生が増えているというのをやっていた。「三日月」や「十日」が読めないという。頭の悪い子どもが、確実に増えてるようだ。
 その一方で、漢字を勉強させている幼稚園のこともやっていた。園児は「三日月」を余裕で読んでいた。しかし、なぜか半裸だった。男児も女児も上半身が裸。なんだこれは?抵抗力を高めるためだろうか?なんだかなあ・・・。昔はこういうところもあったのかもしれないけど、今の時代にこういった半裸方針の幼稚園があることに驚いた。園長は結構、歳いってそうだったけど。
 久々に見た、衝撃的な映像でした。ああいうの流してもいいのかとも思った。


1月26日(水)
またしてもダメな一日
 昼起床。
 飯、テレビ、ネット。
 古いパソコンを引っ張り出し、フリーのアンチウイルスソフトのアップデートをしたり、ウインドウズの穴を埋めたりした。
 その後、日本の歴史事典を数ページ読む。戦国時代あたりだ。日本史はこの時代が一番面白い。上杉謙信と武田信玄の五度にわたる川中島での戦い。織田信長大活躍。でも結局本能寺で自殺。天下統一を果たしたのは豊臣秀吉。おいしいとこ持っていったなあ。まあ後々そのおいしいところを家康に持っていかれるわけだが・・・。
 歴史に「もしも・・・」は無いけれど、もしもがあったら面白い。
 武田信玄があと5年長生きしたら信長は武田に勝てていただろうか、伊達政宗が10年早く生まれていたら秀吉の天下統一は実現できていただろうか・・・などなど。
 実際、信長は信玄を恐れていたようだし、政宗も秀吉に降伏するかどうか最後まで迷ったらしい。このへんの日本史は本当に面白いですな。現代の日本からするとこんな人たちが本当にいたのかと思うときもありますが・・・。 
 まあこんなことを考えながら一日を過ごしたという、ダメ人間のくだらない過ごし方でした。


1月25日(火)
ダメの一日
 午後から外出。
 CDを購入。
 本屋で立ち読み。
 WordとExcelの使い方でも覚えようと、マニュアル本をいろいろと手に取ってみるも、どれもいまいち。各機能を部分的には覚えられるかもしれないが、体系的に覚えたい。まず例文があって、その通りに入力したり書式変えたりするような本は、見つからなかった。しかもマニュアル本は高い。ちょっといいなと思うと2000円近くもする。なので最初は500円で売ってる、超初心者向けの本でも買おうと思う。あれなら例文があって、自分で入力しながらアレコレ作業するタイプの本だからだ。でも金を使いすぎなので買うのは先になりそうだ。無職無収入だと500円でも高い。
 ヤフオクの無料出品日はまだか。ここ何ヶ月もやってないような気がする。ダイエー球団を買ったせいで金が必要なのか、サービス精神を忘れたようだ。はやくやって欲しい。
 


1月24日(月)
『ネット依存』の感想
 見た。
 最初の事例は、団地に棲む母子家庭。
 驚いたことに母子揃って同じネトゲにハマっているということだった。
 母親が週に2、3パートにでて得た収入で生活しているとのこと。
 やっていたのは『ゴゴ市』というネトゲらしい。どうやら無料のようだ。
 40歳近い母親が最初にハマったらしい。高校生の娘は学校には行っているようだが、帰宅してからや休みの日にはほとんど一日中ネトゲをしてるという。それぞれ別のPCを持っていることにも驚いた。さほど高くはなくなってきたPCだが、母子家庭ということを考えると、デスクトップとノートPCがあるとは、意外に金はあるのだろうか。
 
 飯を作るのも面倒になり、最近では出前を取って済ませているという。
 飯をどうするかも、ネトゲの中のキャラを使って会話しているらしい。
 母「夕飯どうする?出前でも取りますか?」
 娘「うどーーーーーーーん」
 といった調子だ。
 別の部屋とは言え、すぐ隣の部屋で仕切りもないから、実際に声を出して話しかければ聞こえるし、そのほうが早い。にもかかわらずネットを使って「会話」しているという。
 さらに女子高生の娘にはそのネトゲを通じて知り合った、専門学生の彼氏がいると言う。母親公認だ。ネトゲの中で、母子と彼氏の三人で「遊びに行く」こともあるという。娘は実際に彼氏と会うこともあるが、ネトゲの中で会う時間のほうが圧倒的に多いらしい。
 そんな現在の状態について母親は、娘とのコミュニケーションは十分取れていると言う。
 
 ・・・恐ろしいです。すぐ傍に人がいるのに話しかけずにネットを使う。しかも自分の娘相手に。こんなんでコミュニケーションが取れてると言えるのでしょうか。

 次の事例。
 2年間、ひきこもってネトゲばかりやっている35歳無職の男性の話。
 その人は年老いた母親とふたり暮らし。だが、家の敷地内にある離れで生活している。
 高卒後は自衛隊に入隊し、その後、会社員として働いていたそうだ。働いていた当時からネトゲはやっていて、それしかやることがなかったという。体重は自衛隊時代の写真から推測すると当時から100キロ近くはあったと思われるが、ひきこもり生活に入ってからたった一年で50キロも太ったという。テレビにはブクブクに醜く太った男が映し出されていた。
 ひきこもりになると、当然夜型の生活になり、昼に起きるとまずパソコンの電源を入れるという。そしてそのままパソコンの前に座ってネトゲをしながら飯を食う。寝るのは翌日の明け方。一日16時間以上もネトゲをしているらしい。
 本人は「月に千円という定額で、大金を浪費しているわけではないし、誰にも迷惑を掛けていない、何が悪い、文句あるのか」というような趣旨の発言をしていた。また、「他に何もすることがない、現実社会で会って遊べる友達なんて一人もいませんからね」とも言っていた。
 
 ・・・・・・これまた恐ろしいです。堕落しきった生活です。自分にも似ている部分が多く、他人事ではないという気がしました。何よりも年老いた母親が気の毒です。息子のことを心配しているのに、当の息子本人は開き直ってますから。
 そして、この人には働こうとする意思が全くないのです。
 おそらく、仕事をしていた頃の貯えがあるのでしょう。他に使い道もないような人でしたから、数百万ぐらいは貯金があるのかもしれません。
 もし、今やっているネトゲのサービスが終了しても、他のネトゲに移るし、ネトゲ自体を辞めるつもりは絶対にない、と言い切ってました。
 貯金が目減りした時に焦って仕事を探しても、おそらくどこも雇ってくれないでしょう。働かないことを悪びれない考えを持っている上に、あんなにブクブク太っていては・・・。

 最後の事例は、25歳男性。
 大学卒業後も就職せず、バイトなどをしたもののどれも長続きせず、ひきこもってチャット中毒になっているという人の話。両親が心配して医者に連れてきたとのこと。
 そこで語られたのは、ネット中毒になると脳の働きがどんどん失われ、人格も崩壊してしまうとのことだった。
 実際、この男性は二重人格になってしまい、もう一人の人格ではベンチャー企業の社長を名乗り、副社長を探しているだの、外車を購入するだの言っているとのこと。購入資金は、この男性が実際に消費者金融から借金して作ったらしい。もう一人の人格が、この男性に借金するように命令し、それを実行させたという。
 ネットと現実の世界の境界線が分からなくなってしまったという恐ろしい話だった。

 ・・・・・・怖い。
 最後の事例の男性は、自分と境遇が似ているだけに一番怖かったです。ただ、自分の場合はチャットにはハマってないし、バイトも同じところで数年続けたという違いはありますが。脳の働きが悪くなるというのはなんとなく実感してるので説得力がありました。
 
 全体の感想としては、ネットのやりすぎは良くない、というありきたりなものに落ち着きました。昔、偉い人が「ゲームは一日一時間!」と言っていたのを思い出しました。それと、この番組で取り上げられていた人たちと自分には、共通する点が多いということ。一日中パソコンの前に座ってる、友達がひとりもいない、無職である、など。
 非常に危機感を覚えた番組でした。焦りも感じました。就職すれば全て解決する・・・かと言えばそうではないからです。就職しても友達がいないので、二番目の事例の太ってる人と同様、ネトゲにハマって仕事を辞めてひきこもりになってしまうかもしれないからです。
 
 今日は本屋に行ったのですが、斉藤環「社会的ひきこもり」という本のタイトルが痛いほど目に飛び込んできました。別の本を買ってきたのですが、近いうちに読んでみたいと思います。
 くだらない長文で失礼しました。
 


1月23日(日)
ネット依存の恐怖
 今日の深夜、日本テレビ系列の「NNNドキュメント」で放送される。
 番組予告でおおよその内容は想像がつくが、一日16時間以上もネットをしてる35歳無職の人を取材したものらしい。
 ネットをしながらモニターに向かってブツブツ言ったり笑ったりしてる様子が放送されるようだ。
 普通の人から見たら気持ち悪いだろう。
 だが自分も一日10時間以上はモニターの前に座ってネットしているので笑えない。
 近い将来の自分の姿かもしれない。
 危機感を高めるためにも必ず見なければならない。
 明日、感想を書こうと思う。


1月22日(土)
来た
 新しい冷蔵庫が配送されてきた。
 電器屋のではなく、レンタカーのトラックで。
 自社でトラックを保有するよりレンタルしたほうがコストが安いのだろう。
 
 それはともかく、新しい冷蔵庫はデカい。
 家族の誰よりもデカい。
 動作音は驚くほど静かだ。パソコンより静かだ。
 30年近くも古い冷蔵庫を使っていた人間としては軽く衝撃を受けた。
 自動製氷機能もついている。タンクに水を入れておけば自動で氷が生産される。
 だがこの冷蔵庫は確実に使いづらい。
 ドアの開閉について、開ける時はともかく、閉める時が問題。
 きっちり閉まるまで押し込むように閉めなければならない。
 ある程度軽く押せば磁力で勝手に閉まるドアではない。
 これからボケてくるであろう人間にとっては、開けっ放しの問題が出てくるだろう。
 そして、何よりも問題なのはその大きさ。
 母親のみならず、家族全員が冷蔵庫上部は使いづらい。
 手が届かないわけではないが、物を入れたり出したりするのは大変だ。
 デカい方が電気代が安いらしいが、これは明らかに失敗だろう。
 使い勝手とは別に、その色も問題だ。
 明らかに部屋にマッチしていない色だ。浮きまくっている。
 急いで買う必要があったとは言え、部屋の内装やインテリアに合わない色の物を買うとは、もうバカかと思った。どうせまた壊れるまで使うんだろうから。


1月21日(金)
グダグダ
 今日も何もしなかった。
 漢字の勉強を少しと、ダイソーの日本の歴史事典を数ページ読んだだけ。
 歴史では『壬申の乱』あたりまで読んだ。
 大海人皇子と大友皇子が争ったのが壬申の乱だ。
 手塚治虫の『火の鳥 太陽編』がこの時代を舞台にしていたので、なんとなく面白かった。
 その後はテレビを見て過ごした。グダグダだ。また無駄に一日を過ごした。
 どうでもいいが、『夜回り先生』はいい先生なんだろうが、言葉から感情を感じることができないね。綺麗事を並べてるというか、自分の言葉で話してないと言うか、どこかで聞いたことのあるようなセリフばかり並べてる気がした。否定はしないけどね。やってることは立派なことだし。でもテレビで見る限りは女ばかり相手にしてるような印象を持った。
 ひねくれ者の無職の意見なんで読み流してくれ。
 できれば無職ひきこもりの部屋を訪ねる先生も出てきてくれないか。
 そして職を斡旋してくれ。


1月20日(木)

 今日は何もしなかった。
 昨日ダイソーで買った日本の歴史事典を読んだりネットをしていた。
 105円とは言え、日本の歴史を一通り取り扱っているので勉強になる。
 ダイソーミニ事典シリーズ、結構役に立つ。
 ああ鬱だ。


1月19日(水)
ナイスタイミング
 昨日、無駄遣いしてないで冷蔵庫を買い替えるのが先だ!と書いたばかりだが、今日、冷蔵庫が壊れていた。
 牛乳が生温かい。冷凍庫の氷もすべて液体に戻っていた。
 冷蔵庫は必需品なので買わないで済ませるわけにはいかない。
 軽く30年以上は使っている代物なのでもう寿命だったのだろうし、古い冷蔵庫はフロンガスを発生させるうえに消費電力も無駄に多い。親父は買い替えるべく電気屋めぐりをしていたようだ。バカだね。だいぶ前から壊れる兆候はあったのに、無視してるからこういうことになるんだよ。ププ。ぬるまっこいビールでも飲んでろっての。ウケケ。
 
 そんなおバカには構わず、銀行へ行ってしばらくぶりに通帳記帳をした。
 記帳欄がなくなったので新しい通帳に切り替えてもらう。
 印鑑も身分証明も何もいらないことに驚いた。いいのだろうか、これで・・・。
 銀行から出て、歩いて信号を渡っていると軽トラックに轢かれそうになった。
 軽トラックがこちらに曲がろうとしてることは分かっていたが、歩行者無視かよ!止まれや!ムカついたのでこちらも止まらずギリギリまで接近。慌てた運転手は、やっとブレーキを踏んだ。見るとかなりのジジイだ。パッと見、農業を営んでいる風。免許持ってんのかよ・・・。いや、免許持ってても道路交通法を理解してないだろ。チャラチャラした若者だったらその場でぶん殴るほど頭に来ただろうが、死に掛けてるようなジジイ相手じゃ、そんな気も起きない。
 しかし、通帳に記帳した預金残高が驚くほど減っていてショックを隠せなかったので、軽くぶつかるか、ぶつからなくても驚いて転倒しておくかすれば良かったかと後悔。目的?もちろん示談金。語呂の悪い「振り込め詐欺」ではなく、ほんとの示談の電話でも掛けてみたかったな。実際、50cmぐらいまで接近してたから驚いて転倒する人も多いだろう。ぶつからなくても転倒すれば立派な事故だからね。それで逃げたら「ひき逃げ」だ。
 結局はジジイをにらみ付けただけで終わった。警察に通報しても軽く注意されるだけなんだろうし、こっちのことまで根掘り葉掘り必ずきかれるので億劫だし。
 年寄りは車を運転するのを止めてくれ。せめて高齢者講習を義務付けて、もう一度道路交通法についての知識がどれほどあるか試験してくれ。ない場合はもちろん免許剥奪で。


1月18日(火)
節約の意味をはきちがえているアホ
 ウチの親父のことだ。
 なんでも、先月15日〜今月17日までの電気使用料金が一万円を超えたことが相当頭にきたらしい。ブツブツ文句ばかり言い続けていた。
 標準的な四人暮らしの家庭の電気使用量は一ヶ月あたり300kwhであることからすると、今回の電気使用量は500kwhに近かったので確かに多いのだが、寒冷地であることと、今の季節を考えると別段使いすぎというわけでもないはずだ。実際、去年の同時期の使用量と比較すると、約50kwh増加した程度で、それほど差はない。
 
 親父は昔からこういった電気料金だのガス代だの水道料金だの電話料金だのには異常なまでに執着していた。
 電話料金について、自分以外が掛けた記憶のない番号が明細に載っていると「使いすぎだ」「こんなところに掛ける必要はない」「直接行け」などと言って大騒ぎするという異常さだった。そういえばナンバーディスプレイに加入した時も激怒していた。月々数百円の料金なのに、無駄だの何だのわめいていた。ナンバーディスプレイには、親父に相談することなく母親が加入を決めたのだった。理由は、いたずら電話が多かったからだ。無言電話がしょっちゅうあった。これには、親父の浮気が関係していたのだ。この浮気については後日、詳しく述べることがあるかもしれない。親父を『糞親父』呼ばわりする大きな理由のうちのひとつである。
 そんな親父も、今では掛かってきた見知らぬ電話番号や使用明細に載っている自分が見知らぬ番号について、ひとつひとつ電話帳で調べるという異常な行動をしている。隠居生活はそれほど暇だということか、ただのバカなのか。
 次に電気料金について。
 小さい頃から、親父が家にいる時はテレビを見せてもらえなかった。テレビを見ているところを見つかると「そんなの見てんな!」と、必ず消された。そして親父が見る番組といえばNHKばかりだった。これは年寄りに多い傾向ではあるが。そのため、親父が仕事から帰ってくるとテレビは見れなかったのである。
 それでも中学に入学するころに、自分の部屋(今では大嫌いな兄と相部屋だが)にテレビを買ってもらえた。これで今まで見れなかった番組も見れる、ドラマも見れる、と喜んだのも束の間、親父はこれまた異常な行動に出た。家にある全てのテレビに、何時間電源をONにしたかを記録するメーターを取り付けたのだ。工業高校の電気科を出た人間ならたやすいことだったのだろう、テレビをいったん分解して、半田付けされたメーターが漏れなく家中のテレビに・・・。そして仕事から帰ってくるとメーターをチェックし、逐一メモしていたのだ。 当時はファミコンが大ブームで、ゲームをする時間も長かった。何度も起こられた記憶がある。だが、兄も自分も成績が悪くはなかった。勉強もそれなりにしていたし、実際、成績も学校でトップクラスだった。今、思い返しても納得がいかない。なんで怒られるのか、そこまでテレビを見たりゲームをする時間をきつく制限されてしまうのかと。テレビにメーターを付けるなどという行為自体が異常だと思った。そこまで管理したいのかと。旅館などにある、お金を入れると一定時間だけ見れるテレビが欲しい、とも言っていたことを昨日のように覚えている。こういった屈辱的な発言や出来事は鮮明に記憶している。そういった記憶力はダメ人間となった今でも健在だ。
 さて、ではテレビについての現在はどうなのかというと、もちろんメーターなどはない。というか、9年前ぐらいからテレビが見れなかったのだ。それまで住んでいた築70年以上のボロ家が白アリにやられ限界がきていたので新築したのだが、その際、どさくさにまぎれてテレビのアンテナを設置しなかったのだ。アンテナを設置したのは一年半ぐらい前で、これは悪い意味で、ついこの間のことのようだ。だが念のために言っておくと、アンテナを設置はしたが、各部屋の配線には接続していない。茶の間と弟の部屋だけに繋いである。そういうわけで前にも述べたかどうか忘れたが、自分の部屋では室内アンテナを使ってテレビを見ている。映りは良くない。VHFは普通の人なら見るに耐えない映像だろうと思う。
 茶の間のテレビは綺麗に映るが、母親が見ていると親父は面白くない顔をする。ラジオを大音量で掛け始めて嫌がらせまですることも多い。母親はスポーツ中継が好きでよく見ているのだが、親父はスポーツは相撲以外全く興味がなく、電気の無駄だと思っているらしい。デブ同士がまわし一丁という、ほとんど全裸で抱き合う姿にしか興味がないなんてホモ野郎じゃないだろうか。
 それに母親は夜、夕飯の後片付けが終わって、風呂に入るまでのせいぜい2時間ぐらいしか見ないのに、「見すぎだ」「さっさと寝ろ」「いつまで見てんだ!」などの文句を言う。親父が隠居生活に入り、全ての財産を自ら管理するようになってから、母親は一円も預けられず、買い物にも行けない。身体も弱いし、何年も通院してるほど精神的にも問題がある。そんな母親の唯一の楽しみはテレビだけだろう。そんな楽しみすら奪おうというのは、まさに人権蹂躙であるし、テレビを数時間みたところで電気代などたかが知れている。そのくせ、親父はトイレの暖房便座の電気は入れっぱなし。それこそ待機電力が大きいだろう。そして自分だけ肛門を温水でシャワー洗浄している。水を温水にし、暖かい状態に保っておく電力のほうが無駄ではないだろうか。
 最後に水道料金についても触れておく。
 親父はトイレで用を足した後、めったに水を流さない。大をした後にすら流さないことがある。水がもったいないからだと言う。小をしたあとは、絶対に流さない。何回かしてから流す主義だ。流さないから手も洗っていない。汚い手であちこち触りまくって雑菌をばら撒いている。しかもトイレの換気扇も電気代を気にして回さない。トイレのドアを常に少し開けて放置している。そのせいで匂いが家の中、特に二階部分に充満する。
 アホだ。節約すべきところを間違っている。
 このような異常な行動は、石油や水などの資源を大切に思う心からきているのではない。全て「金」のためだ。資源がどうこうではなく、「金」なのだ。こいつが節約しているのは「金」なのだ。いや、こんなのは節約ではない!ただのケチだ!いや、ケチという言葉すら当たらないかもしれない。それほど異常なのだ。
 その異常な行動をしている人間が、車を新車で買って無意味に乗り回してガソリン消費したり、見栄をを張って墓を作り直したり、100万以上も掛けて仏壇直したり、数十万もするCDプレーヤーを買ったりしてるのだ。
 もうバカかと。ほとんど冷えなくなった30年以上も前のフロンガス排出しまくりで、氷も作れなくなって壊れかけた冷蔵庫や、一酸化炭素発生させまくりで使うと匂いのするストーブだの、洗濯するとガタガタ揺れまくる二層式洗濯機だのを買い替えるのが先だろうが!エアコンも買え!これから歳とって行くんだろうが!寒さや暑さへの耐性が低くなっていくんだよ!ボケないうちに買って使い方を身体で覚えておけ!もっと家族全体のためになることに金使え!家を建ててローンを完済したことで小さい頃にされた仕打ちはまだ我慢できるが、今やってることは何だ!親父が一番「金」を浪費してるじゃねえか!独りで生活してるならそれも良いだろうが、あんた家族いるんだよ!俺はどうでもいいがせめて自分の配偶者のことは考えろ!法的にも関係があんだよ!それを無視するぐらいなら結婚なんかすんな!
 金を使うべきところを間違えている。節約家気取りの愚か者め。神よ、天罰を。


1月17日(月)
感動した
 元来、無気力・無感動な人間なのだが久しぶりに感動することがあった。
 職安に行こうと、車に積もった雪おろしをしていたら屋根部分から一気に前方へ雪崩れをおこした。屋根部分から雪おろしをするのが鉄則だが、車内を暖房しながらだったので、フロントガラス部分の雪が柔らかくなり、一気に雪崩れを起こしたらしい。
 積もっていた雪は、みぞれなどの影響もあって水分を多く含み、結構な重量になっていたようだ。ワイパーを立てていなかったので、その力がそのままワイパーに作用してしまった。あわてて雪を取り除いたものの、手遅れ。動作するのとは全く逆の方向にワイパーが行ってしまっていた。焦って元に戻してみると元の位置に戻ったが、作動させてみると「ガコー、ガコー」という空振りしてるような音がするだけでワイパーは全く反応しなかった。
 急遽予定を変更して車屋へ。近所のディーラー系中古車販売店で買った車だ。値段も他店と比べて安かったし、こういう時のために近所で買ったのだったが、去年、近所の店舗はなくなった。幸い、軽NO.1のメーカーなので別の販売店へ電話し、見てもらうことになった。
 店に行って事情を話し、車を見てもらう。見てもらっている間はコーヒーが出されたので、イスに座ってパンフレットなどを見ながらしばし待つ。
 10分ぐらい経った後、整備士のおじさんがやってきて、修理が終わったことを告げられる。
 なんでも、ワイパーを動かすためのプラスチックの部品が少し破損していたとのことだった。次に今回のような事態になると交換が必要だとも言われた。
 思ったよりも簡単に直って良かったが、修理代は高いだろうな・・・と思いつつ、「おいくらですか?」とたずねると、「いや、いいよ」。「?」と思い、もう一度ききなおすと、「いいよ、これぐらいのことでお金はいらないから」。
 絶対金が掛かると思って鬱になっていたこともあるが、まったく予想外のことで驚いた。いまどきこういうことがあるのかと思った。小さな工場などで顔見知りの常連客の場合ならこういうこともあるのかもしれないが、大手メーカーの系列で初めて行った店なのに、まさか無料で直してもらえるとは思っていなかった。生き残り競争の激しい時代、他のメーカーもそうなんだろうか。実のところはわからないが、タダで直してもらったことにひどく感動した。こんなに感動したのは何年ぶりだろうか。何度も「ありがとうございます」とお礼を述べて店を後にした。
 まだまだ世の中捨てたもんじゃない、と思って少しうれしくなった一日だった。


1月16日(日)
歯が痛い
 奥歯が痛む。
 虫歯かもしれない。
 痛い歯は何年か前に虫歯になってだいぶ削って全体が金歯になっている。
 爪でカチカチ叩くとチクチク痛む。
 歯を噛み合わせると痛みを伴う。
 なので飯を食うのが苦痛だ。痛む歯の反対側で噛むようにしている。
 虫歯は放置していると悪くなる一方で、自然治癒は期待できない。
 しかし全体が金歯になっているような歯が虫歯になるのだろうか?
 もしかすると歯に被せた金歯が取れかかっているのかもしれない。
 篭城生活で空腹をまぎわらすために買ったガムの残りを噛んでいたことが今回の痛みの原因なのかもしれない。歯につきにくいガムらしいが、「つきにくい」のであって「つかない」のではないから、被せものをしてある歯には悪影響しかないだろう。
 迂闊だった。噛む動作を多くすれば満腹感を得られると思い購入したガムだが、ここにきて噛む必要はなかったのに。後悔先に立たず。
 歯医者が嫌いというわけではないが、行きたくない。
 痛いのは誰でも嫌だろうが、治療するためには耐えなければならないし、耐え切れない程の痛みではない。
 では、何が行きたくない理由なのか。
 それは、金が掛かるという点はもちろん、保険証を出すのが嫌なのだ。
 完全無職でクソ親父からは見放されてるとは言え、健康保険には入れてもらっている。
 自分だけで国民健康保険に加入するつもりだったのだが、そうするとどうも世帯主の負担が増えるらしく、扶養扱いで親の保険に入っている。普通ならこの歳で親の保険になど加入させてもらえないのだろうが、収入0の完全無職という事情があるのでどうにかなっているのだろうか。クソ親父とは会話を一切しないので、そのへんの事情は全く分からないが。
 そんな事情もあって、親の名前の入った保険証を出すのが恥ずかしい。
 まあ歯医者の受付では仕事なので文字通り事務的に処理するだけで何とも思わないのかもしれないが、こちらとしては恥ずかしいのだ。
 「この人、いい歳して無職?しかも親の保険に・・・プッ」とか思われてるんじゃないか、奥のほうで休憩中や仕事終わってから仲間内で「そういえばいい歳して親の保険に入れてもらってる人いたよね〜、ひきこもりかな?」「やだ〜、あの人そうだったの?キモ〜い」「髪の毛薄い人?でもヒゲ濃くてキモかったよ〜、口の中に指入れるのも嫌だったもん」「あの歳で無職なんてありえないよね〜、そのうち犯罪者になって新聞に載るんじゃない?」などと、歯科医院に勤務している若い婦女子に言われてるのではないかと思ってしまう。バカにされてるんじゃないかと。
 実際のところは分からないが、バカにされているとしても仕方がない。いい歳して無職なのは事実だ。そのうち犯罪者になってしまうかもしれない。誰でも、犯罪者になる可能性はある。
 なるべく家から遠くにあって、今回の治療が終わったら二度と行かないような、そして若い婦女子がいない、さびれた歯医者を探そうと思う。
 こんなことを考えているとは、我ながらアホだと思う。


1月15日(土)
また鯖落ち
 昨日から断続的にサーバーが落ちているようです。
 暴走するようなスクリプトや高負荷なスクリプトは使わないで欲しい・・・。
 自分のことしか考えられない人間が増えている証拠なのかもしれない。
 鬱なので手抜き更新・・・。
 


1月14日(金)
サイト閲覧時の注意
 昼に起きる。生活改善を試みたが、篭城生活によってリズムが崩れ去った。嫌がらせによるストレスにも原因がありそうだ。
 ガソリン代がバカにならないので、職安へ行くのは週一回と決めている。ネットで検索してみて、気になった求人があった時などはこの限りではない。今日もネットで求人をチェックしたが目ぼしいものはなかった。
 しかし職歴なしというのは実に致命的だ。30近くになって正社員としての経験がないとは・・・・・・。接客のバイトでは、社員と同じか、それ以上の仕事をしてきたつもりだ。少なくとも仕事の量では社員より上だったと思う。とは言っても、ダメ社員が多かったので、自分を含めたバイトが必死に働かなければならなかったためという側面もあるが・・・。
 だが企業からすればバイトは所詮バイトだ。正社員として働いていたかバイトで働いていたかでは、評価が全く違う。雲泥の差だ。その評価に、実際の仕事ぶりは全く反映されない。働いているところを全部ビデオ録画でもしてあれば少しは違うのかもしれないが、そんなことは不可能なので言っても無駄だ。そもそも、何年もバイトのまま働いていたということ自体がマイナスなのだろう。いまさら後悔しても仕方がないことだが。
 もう少し早い時期に正社員としての仕事を探すべきだった。
 大学卒業後、公務員採用試験を何度か受けたが本気で勉強していなかったため当然のごとく不合格。そのあたりから必死で仕事を探すべきだった。大学に行ったこと自体が執行猶予期間だったと言ってもいいのに、問題を先送りしまくって現在のような惨状を招いてしまった。これは全部自分の責任だ。
 少し前の新聞で、無職の若者がネットで無職・だめ系のサイトを巡回し、「自分と同じだ、自分だけじゃないんだ」などと思って安心しているという記事を読んだ。これは大きな間違いだ。そのようなサイトを見て安心するのではなく、「こんな風にはなりたくない」「こいつの人生終わってる」などと思うべきだ。ぜひ、反面教師にして欲しい。もし、10代や20代半ばぐらいの人がここを見ているのなら、自分のようにはなって欲しくないので今すぐ職安へ行って職業相談することを強くおすすめする。「まだなんとかなる」と思っているのは間違いだ。どうにもならない。10代なら簡単で短時間のバイトでもいいから始めることをおすすめする。20代ならよほど金がない人を除いてバイトは避けるべきだ。正社員として就職することを最優先して欲しい。全力を注いで欲しい。若さはそれだけで武器になる。若さは財産だ。
 20代も後半になってしまうと就職戦線ではどちらかというと高齢者の部類だ。高齢者でも採用されないことはないが、年齢に見合った、あるいはそれ以上の経験やスキルが強く求められる。とくに経験が重要だ。企業が求めているのは即戦力だから当然だ。時間をかけて戦力になるまで育てていく余裕と時間がある企業は少ないだろう。不景気な中で、無駄に費用をかけられる企業は少ないと思われる。
 大学出て30手前まで正社員経験がなく無職だと、社会からは完全に虫けら以下の扱い。虫けらにも五分の魂はあるが、もし自分が大卒後、きちんと就職してバリバリ働いていたとしたら、自分と同じ歳で職歴もなく、一日中家にいるような人間を虫けら扱いしていたかもしれない。現在、虫けら扱いされているので、そのように扱われることの苦しみは痛いほど分かる。万が一、奇跡が起きて就職できたとしても、無職でいる人を虫けら扱いはしたくない。もちろん、好き好んで無職でいるのなら話は変わってくるが、将来のことや仕事のことについて本気で悩み続けている人を虫けら扱いはしたくないし、しないだろうと思う。
 繰り返しになるが、自分のようにはなって欲しくないので、ここを見ている無職の人がいたらば、すぐにでも職安へ行って欲しい。虫けらでも害虫、いやそれ以下の汚物でも見るかのような目で、実の家族から見られている人間からのお願いです。
 絶対こんな風に、なってはいけない!
 


1月13日(木)
屈辱
 いつも飯は、ひとりだけ離れた違うテーブルで食べている。
 今日の夕方は糞親父とバカ弟がビールを飲みまくっていて、糞親父が連続で大きな音を立て、長時間のゲップをしやがった。
 食事中にゲップ・・・完全なマナー違反。家族であっても守るべき最低限のマナーはある。
 この糞親父は母親が食べる時に箸やスプーンで少しでも音を立てると「チィッ!」などと舌打ちしやがるくせに、自分は平気で屁をこいたり鼻をかんだりゲップしたりする。もっというとパンツは糞だらけだ。白ブリーフなので実に汚い。最悪。自分で洗うならまだしも、それを母親に洗わせているのだから最悪という言葉では言い表せないぐらい最悪だ。
 こっちは飯を食っているのに、そんな気持ちの悪い「ゲェ〜〜〜〜〜〜〜ゲゲゲェ〜」という音を聞かされてはたまらない。思わず「汚ね」という言葉が口をついて出た。
 そしたら傍らにいたバカ弟が「あ〜働かねーと腹もへらねーから飯も食えねーな〜」と、ほざきやがった。あ?てめえ、それは俺に対する当てつけか?嫌味か?あ?
 このバカ弟は糞親父の肩を持っているのだ。以前までは口も利かなかったくせに、数年前に祖母(糞親父の母)が死んでから態度が急変した。全く気持ちの悪いことだ。ついでにもっと言うと、このバカ弟は生前、祖母に虐待を繰り返していたのだ。そんな事情を考慮すると気持ち悪さがもっとおわかりかと思う。
 バカ弟とはもう何年も口を利いてない。前にも述べたように、一緒に住んではいるが、家庭は完全に崩壊しているのだ。どんな状態かというと、糞親父が母親に嫌がらせをし、人権を蹂躙していることからもご理解いただけるだろう。自分の配偶者に対して嫌がらせをする、こんなバカなことがあるだろうか。まともな夫婦、まともな家庭ならこんなことはない。絶対にありえないのである。
 バカ弟の一言を耳にして、「遂にきたか」と思った。
 いつも糞親父と声をひそめるようなボソボソ声で話しているくせに、こちらまで聞こえるぐらいの大きな声でほざきやがったからだ。面と向かってではなく、遠まわしに言うところに殺意すら覚える。これから嫌がらせがエスカレートしていく合図なのかもしれない。
 人間だけでなく動物は動かなくても腹が減る。食わなければ生きていけないのだ。理性ではどうしようもない欲求なのだ。「眠るな」「排泄すんな」と言われても絶対に無理なのと同様、食べる欲求も絶対に抑えることはできない。もちろん、食べすぎの問題とは別だ。
 バカ弟の発言は「働かざるもの食うべからず」という考えからきているのだろう。この「働かざるもの食うべからず」は聖書の言葉だが、「働いていない人間は食うな」という意味ではない。「働きたくないものは食べるな」という意味だ。いわば訓戒的な意味なのだ。懲罰的な意味ではない。リストラで職を失う人が多く、どんな名門や大企業でもあっけなく倒産してしまう時代に「働いてないなら食うな」などと言われたら年間自殺者は倍増どころの話ではない。誰にとっても、「明日は我が身」な話なのだ。
 そもそもその発言をしたバカ弟自身、正社員としては働いていない。新卒で正社員採用された会社を速攻で辞め、実家に出戻りしてきてバイト生活してる身なのだ。しかも、正社員として働いていたところと全く同じ職種のバイトだ。理由は「正社員として働いてると、彼女と会えないから」だ。はっきりとは言ってないが、こちらに戻ってきてからの生活を見てれば一目瞭然なのだ。正社員として採用され、実家を離れていたため、中距離恋愛とでもいうべき状況になったとはいえ、あまりにもバカすぎる。仕事を何だと思っているんだ。会社も会社で、よくこんな程度のバカを採用したものだと思っている。地元では割と優良企業なのに見る目がないようだ。
 ちなみにこのバカ弟は学生時代、内定を得てからというもの毎晩のように部屋に女を連れ込んでやりまくっていた。実家なのに、だ。壁はあっても音はほとんど筒抜け。夜ともなれば尚更だ。振動もひどい。そんなアホな行為に対して、糞親父は何も言わなかった。機嫌をとるために何も言えなかったのだろう。バカが。父親失格だ。さすがに母親は弟にそんなことはやめるように注意したが、怒鳴られたり物を投げつけられたり殴られたりしたらしい。
 
 そんな家庭だから、言われなくてもさっさと出ていきたいと思っている。
 しかし母親は心配だ。別にマザコンというわけではないし、しょっちゅう口論もする。
 腹を痛めて自分を生んでくれた人を心配して何がおかしい。
 配偶者である夫や実の息子から嫌がらせを受けている母親を心配して何が悪い。
 だいたい自分の家族内での嫌がらせとは何事か。炊事、洗濯、掃除すべてやってもらっている分際で、貴様らは人でなしか。人間として最低だ。
 このように、言葉では表せないほど最低な人間が自分の家族であることに吐き気がする。同じ血が流れていると思うとゾッとする。こいつらの、母親に対する人権蹂躙行為が遠隔地での就職に踏み切れない最大の理由だ。母親をつれて家を出るにしても、それだけの収入が得られる仕事となると「選ばなければ仕事はある」という考え方での就職では無理だ。
 ただでさえ路頭に迷いつつある今、これ以上迷うわけにもいかず身動きがとれなくなりつつある・・・・・・。 


1月12日(水)
今年初職安
 午後から、今年初となる職安へ。
 猛吹雪の中向かった。
 意外に混んでいた。
 肝心の求人のほうは・・・言うまでもなく不作。
 この時期は求人件数が少ないようだ。
 まともな企業なら新卒を採用し終えてるはずなのを考えると、今ある求人がどういうものなのかだいたいの想像はつく。
 契約や派遣が主で、あとは離職率の高いと思われる業種ばかりが目立つ。
 年齢的に正社員として最後の就職のチャンスだ。下手に就職してすぐに辞めてしまったら取り返しのつかないことになる。いや、今がもう取り返しのつかない状況なのかもしれないが・・・。
 たまに優良っぽい企業の求人もあるが、そういうのはやはり経験豊富で優秀な人材のみを募集している。自分のような職歴のない人間などは応募すらできない。応募できても間違いなく採用はされないだろうが・・・。
 こういった状況になったのも全て自分自身の責任だ。自由がある代わりに責任もあるのだ。自由があれば責任が必ずついて回るといったほうが正しいかもしれない。今、そのことを身をもって痛感している。成人式で暴れているような輩は自由や権利ばかり主張して義務や責任もあるということを全く知らないのだろう。まあそんなことはどうでもいい。
 
 果たして就職することができるのだろうか。
 奇跡を起こさない限り不可能だと思い始めてきた。


1月11日(火)
無駄に過ごした
 また無駄に過ごした。
 昼に起きて飯食ってテレビ見てまた寝た。
 目が覚めたのは夕方。
 今年はまだ職安に行ってないな。
 それに自己PRの仕方がいまだに分からず。
 これでは死ぬまで無職かもしれない。
 アホだ。


1月10日(月)
今日、書けなかった漢字
 今日も漢字の書き取り。四字熟語の漢字は難しい。
 衣冠ソクタイシソウ堅固、エンテン滑脱、内疎ガイシン、老少フジョウ、博覧キョウキなどだ。他にも、怪力ランシンキキュウ存亡、キショク満面、キンジョウ鉄壁、一視ドウジンコウザイ疾足、ダンイ飽食、有為テンペン、千紫バンコウワケイ清寂、理非キョクチョクカイダイ無双、晴好ウキ、酔生ムシ、白砂セイショウなども書けなかった。
 意味の分からない、聞いたこともないような四字熟語も多い。
 国語が得意だと自負していた自分の無知さを益々思い知らされた。思い上がりも甚だしい。
 書けなくてもパソコン使えば変換できるという意見もあるだろう。しかし中には出てこないものもあるし、意味を知ってなければ正しく変換はできない。パソコン頼みでは、何よりも「文字を書く」という文化の衰退や否定に繋がりかねない。
 実際、漢字を書けない人間が多いだろう。読めないほど汚い字を書く人間も驚くほど多い。そういったことは人間として、いや、少なくとも先進国に住んでいてきちんとした教育を受けた人間として恥ずかしいと思う。
 最近では履歴書を全てパソコンで作成する人も多いと聞く。企業側がパソコンでの作成を求めている場合もある。確かに、読みやすくていいだろう。手書きの汚くて読めない字よりはマシなのかもしれない。履歴書を作らせることで、パソコンについての、ある程度のスキルがあることをチェックしている面もある。
 しかし、結局は手書きが基本。時代が変わっても手書きをする場面はなくならないだろう。人生の大事な場面では自著が必ず求められる。なんでもかんでもパソコンというわけにはいかない。
 そもそもパソコンを使えても、文字を書けないのは人間としてどうかと思う。もちろん、パソコンで履歴書を作るのを否定はしない。でも手書きでなければ伝わらないものもあるだろうと思っている。文字にも人それぞれの個性が現れると思っている。
 『読んで』『書く』ことができなければパソコンでだってまともな文は作れない。


1月9日(日)
頭のリハビリ
 ツルツルになって、しわの少なくなったであろう脳のためにリハビリを開始。
 とは言っても急に難しい問題に取り組んでも嫌になるだけなので、漢字の書き取りから始めることにした。
 バイト先が潰れてしばらくしたころ、履歴書の資格欄に自動車の運転免許以外に何か書けるものが欲しくて取ろうと思った漢字検定3級の問題集を利用。結局受験はしなかったが、合格していても3級程度では履歴書に書くことはできない。最低でも準1級からでないと意味が無く、場合によってはマイナスに評価されてしまうらしい。まあそんなことはどうでもいい。今は少しでも頭を使うというリハビリ目的のために勉強するのだ。ちなみに3級とは中学卒業程度の問題だ。
 さっそく取り組んで見る。一度やったこともあって順調だ。書き取りの前に読みをやったが、読めないものはほとんどなかった。だが例外はある。正確な読みが分からないというより、はっきりしないのだ。
 
 【例】出帆した→「しゅっぱん」か「しゅっはん」か曖昧だった。正解は前者。
 【例】政権の隆替→聞いたこともない言葉で読めず。正解は「りゅうたい」。
 【例】安穏な暮らし→「あんおん」か「あんのん」かはっきりしなかった。後者が正解。
 
 中学卒業程度のレベルでもバカにできない。バカにしてる人ほど実際は読めないだろう。
 次に書き取りをやってみた。こちらも書けない問題があった。
 
 【例】シトウな処置→正解は「至当」。こんな言葉は日常では使わないので書けず。
 【例】包丁をいで→全く分からず。正解は「研」。そう言われればそうか・・・。
 【例】二律ハイハン→排反と誤答。正解は「背反」。
 【例】コック勉励して→そんな四字熟語?知らん。克苦と誤答。正解は「刻苦」。
 【例】沼地がヒワれる→日割?と誤答。正解は「干割」。
 【例】ハタ織り→思い浮かばず。正解は「機」。完全に忘れ去っていた。
 【例】カダンな処置→意味が分からなかったので書けず。正解は「果断」。
 
 頭の腐り具合を再確認できたと共に、自分の語彙の貧弱さ、無知さも思い知らされた。


1月8日(土)
本屋で立ち読み
 午後から本屋へ。
 毎月買ってる雑誌が目的だったが、就職関連の本も見に行った。
 入社試験ではSPI、一般常識などが筆記試験として行われるため、これを勉強しておく必要がある。
 しかしいろんな問題集がありすぎてどれを選べばいいのかさっぱりわからなかった。
 前もって勉強しなくても難なく解ける人もいるだろうが、そういった優秀な人は長期間無職で苦しんだりはしていないだろう。
 SPIは噛み砕いて言えば中学レベルの国語と数学の問題だ。だが長期間使わずに腐りきって回転しなくなっている頭脳では容易に解けるものではない。正攻法でなく、速解法もあるので、これを知ってる人とそうでない人では、大きな差がつくのは明らかだ。国語的な問題はともかく、数学は昔から大の苦手なので苦戦するだろう。
 問題集は後々購入することにして、面接のマニュアル本を手にとって読んでみた。
 読んでるだけで胃が痛くなるようなことばかり書いてある。
 面接時には、軽々しく言葉を使うことはできない。
 例えば「責任感」などという言葉を使うのはNGらしい。社会人として責任感があるというのは当然のことだからだ。「積極的」なども突っ込まれる言葉だそうだ。いづれも、自分が体験した具体的で分かりやすい例を挙げて、面接官が納得できるような受け答えができればいいが、面接官に「ふ〜ん」と思われるような抽象的な答えだと確実にマイナスになる。
 これには非常に胃が痛くさせられる。現在、無職でいるのは一般的な人よりも劣っているからであって、責任感などはあって当たり前と言われると、他にアピールするものは何もなくなってしまう。それに具体例と言われても困ってしまう。
 確かに、面接官からすれば本人から具体的な話を聞かなければその人間がどういう人間かを理解することはできないだろうが・・・。
 そしてその面接のマニュアル本を読み進めて行くと、ある学生の話が載っていた。
 内容は、学生が面接官に向かって「たった10分程度の面接で相手の全てが分かるのですか?」と言った話。
 それに対する面接官の答えは「その短い時間の中でその人の全てが理解できるようにアピールしてもらうのが面接だ」とのことだった。その答えを聞いて納得した学生は、その後自己アピールをし、見事採用されたそうだ。
 うらやましい。自己アピールしなければ採用されないのは当たり前だろうが、何をどのようにアピールすればいいのか、まったく分からない。学生時代からそうだった。自己分析など到底できない。取り立てて話せるような体験などもない。薄っぺらで何もない人生を送ってきたことだけは確かだ。友達も皆無だ。立ち読みしながらこんなに鬱になったのは初めてだ。その場で倒れそうになった。
 
 鬱状態に突入してしまった。


1月7日(金)
戦いを終えて
 防衛戦では勝利しても得るものはほとんどない。
 むしろ失うものが多い。
 今回も兵糧を買いだめしたのでかなりの金銭を浪費してしまった。
 戦いの終わった今日現在、兵糧の大半は残っている。
 箱買いしたペットボトルのお茶も手付かずで残っている。
 何より生活のリズムが狂ってしまった。
 社会復帰のためには生活改善が急務である。


1月6日(木)
篭城八日目・ついに防衛成功!
 今日は午後一時半からの国分佐智子主演のドラマを見るために一時過ぎに起床。
 国分は美人だな。芸能界でもトップクラスの美貌だと思うが、いかんせん華がない。ブレイクできないのもそのせいだろう。まあどうでもいい。
 
 本日夕方、我が軍は勝利した!敵は例年よりも早く退却したのだ!!
 あと一週間は篭城を覚悟し、備えもしておいたがあっけない幕切れだった。
 これでひとまず精神的な苦痛が幾分は取り除かれる。
 次に攻撃可能性のある時期は盆か。
 あと七ヶ月、それまでにこの城を捨て、新たな居城をみつけたいものだ。
 今夜はフラバン茶で祝杯をあげよう。


1月5日(水)
篭城七日目
 今日は午後2時半起床。
 索敵すると、どうやら戦車に乗ってどこかへ移動したようだ。
 速攻で台所へ行き、余っていたモチを焼いて食う。
 三つ食ったが、食い足りない感じだ。
 米に換算すると茶碗三杯分に相当する量なのだが、精神的にはとてもそうは思えない。
 しかし食いすぎは良くない。
 バイトしていた頃に比べて8キロほど太ってしまったのだ。
 風呂に入る前に体重計で量って愕然とした。腹の贅肉が気になるわけだ。顔は頬がこけてるぐらいなのに。ひとえに運動不足のせいだろう。毎日食っちゃ寝食っちゃ寝の生活だから。
 就職して仕事をするようになればきっと痩せるだろう。肉体的にも精神的にも今とは比べ物にならないほど消耗するのは確実だ。
 金銭的にも危機的な状況になりつつあるので早く就職したいとは思うのだが焦るばかりだ。自己PRなど書けない。何を書いていいかも分からないし書くことが何もない。職務経歴書などは職歴が無いので賭けるはずも無い。その時点で終わってる。もうダメかもしれない。
 幸い車を持っているので、練炭さえ購入すればすぐにでも別世界に行ける。
 旅立つ日は、そう遠くないかもしれない。
 


1月4日(火)
篭城六日目
 今日も午後3時半起床。
 生活改善を志したばかりなのに、クソどものせいでこのていたらくだ。
 だがこちらにも意地がある。くだらない意地でも張り通さなければならないのが男だ。
 昨日は夜中に台所に行ったら、母親が居た。
 いつもはとっくに寝てる時間なのでわけを訊ねると、クソどもに「飯がまずい」「部屋が汚い」「怠慢だ」などと言葉の暴力でたっぷりといびられたため、夕飯を食ってから即寝室で寝ていたらしい。
 まったくもってクソどもはクソどもだな。誰がおまえらの世話をしてると思ってんだ。
 普通の状態ならいざ知らず、鬱病で数年間も心療内科に通院してんだぞこのクソ野郎どもが!そんな人間に対して暴言を吐くとは何事だ!これはドメスティックバイオレンスだ!人権侵害を通りこして人権蹂躙だ!おめーらクソどもの奴隷じゃねーんだぞこのバカどもが!
 それはさておき、食料を探して戸棚を開ける。と、野菜炒めを発見。
 いつもは何もないが、母親がとっておいてくれたとのこと。ありがたい。
 しかし、クソどもが文句を付けたらしい。
 「働いてない奴には食わせる必要ない」と言い放ったようだ。
 裁判で死刑宣告を受けた死刑囚ですら毎日の食事は保障されている。
 無職は死刑よりも重い罪を犯した囚人か。
 何も食わずに死ねということか。
 世界には食べ物がなくて死んでいく人間が数え切れないほどいる。
 そんな連中も皆、死ねということか。
 好き好んで無職になったわけではない。
 無職の分際で贅沢してるわけでもない。
 酒も飲まないしタバコなどという麻薬などは一切やらない。ギャンブルなどもってのほかだ。唯一の娯楽といえばネットぐらいだ。税金もきちんと払っている。国民年金保険料も現在は免除になっているが、それ以前はきちんと納めてきた。余計な出費は抑えてつつましく生活している。
 就職したいが就職できないという状況を、クソどもは理解できないのだろう。
 高度成長期で歯車のように働いてきた老いぼれや、たいして仕事をしなくても身分と給与が手厚く保障されているボケ公務員にはわかるまい。
 いわば、就職難民なのだ。
 選ばなければ仕事はあると言う。確かにそうだ。しかし、選ばなければならない。
 このクソな家を出て、二度と帰ってこなくて済むような仕事に就かなければ意味がないのだ。それにはある程度の安定性と、家を出て、ひとりで生活していくのに十分な給与の支払われる会社にもぐりこまなければならないのだ。できれば母親もこのクソな家から開放してやりたいと思っているので、なおさら選ばなければならない。だが自分が家を出たあとのことを考えると、母親がいびられ放題になるのではないかと心配になる。自分がいればある程度の抑止力にはなるので、家を出たいとは思っているが非常に心配だ。
 病気に対する理解のまったくないこのクソどもは一体何なんだ。こいつらみたいなのが本当のクズじゃないのか。パシリにされたり暴力を受けていた弟が、兄を滅多刺しにして殺すという事件があったが、犯行に及んだ弟の気持ちが痛いほどわかる。犯罪行為を肯定する気はないが、非常に同情する。
 「働いてない奴には食わせる必要ない」、こんな意識をもった公務員が全国でどれだけいることか。おそらくかなり多いだろう。公務員は奉仕者であるはずなのに、こんな意識の公務員が存在していることが許せない。全員首にすべきだ。役場に行くと白い目でこちらを見ながら面倒くさそうに対応するような連中も首にしろ。そういうバカ公務員が減れば税金も安くなり、国や地方公共団体の財政も健全化するというものだ。
 
 戦国時代には親殺し・子殺し・兄弟での殺し合いなどは珍しくなかった。
 戦国時代に生まれていたら、間違いなく自分も殺し合いをしていただろうと思う。
 現代では無理だが、権力さえ握れば社会的に抹殺することは可能だろう。
 人生は何が起きるかわからないが、そんな権力が欲しい。可能性は限りなく少ないが。
 
 「どんなに腹の立つ相手でも、自分で手を下さなくてもいづれは必ず死ぬ」が、できれば自分より先に、いやはるかに早くに死んで欲しいと思うのはおかしいだろうか。
 


1月3日(月)
篭城五日目
 午後3時半起床。
 窓から索敵。耳でも索敵。
 敵は基地に潜伏中と判断し、食料奪取に向かう。
 台所に侵入成功、米を手に入れた。
 お茶漬けにして一気に食らう。食った気はしない。一応、空腹感を弱めることはできた。
 水分を補給し、撤退する。
 夜になってからは保存しておいたパンを食う。賞味期限が今日までだ。あんぱんは明日のために保存しておくか。一日ぐらい過ぎても大丈夫だろう。
 ビタミン補給のためにレモン飴を舐める。
 ペットボトルの水を飲む。
 自室に冷蔵庫が欲しいところだ。
 いつも篭城してから後悔することが多い。
 電気ポットを買っておけばカップラーメンが簡単に食えたはずだ。
 ぬかったわ。
 しかしHDD死亡のせいで財政は非常に厳しいので、たかだが3〜4千円と言えども死に直結しかねない金額だ。HDDの件がなければ間違いなく買っていただろうが。
 あとどれぐらい篭城すれば勝利できるのか、定かではない。


1月2日(日)
篭城四日目
 午後2時起床。
 寝たのが朝7時過ぎだったことを考慮するとなかなか早起きだ。
 真夜中の3時にコンビニに行って食料を調達した。
 台所で物色するはずだったが、クソどもが酒に酔いつぶれ、そんな真夜中まで茶の間を占拠していたため侵入できなかったのだ。なので雪の降る寒い中を、徒歩でコンビニまで行った。
 帰ってきて自分の部屋で食べようとした時に、クソどもが撤収したようだった。
 ほんとにクソだな!人に金使わせやがって!!帰ってきたのを見計らって撤収か。嫌がらせだな100パーセント。クソどもが!!
 そんなわけで買ってきた食糧は保存し、冷蔵庫にあったソバをゆでる。あとはクソどもが酒のつまみにしているウインナーがあったので分捕って食った。食べ終わったのは早朝4時だった。
 昼すぎに起きると、家の中には誰もいなかった。出かけたようだ。
 台所でモチを発見。あんこが鍋に入っていたので、あんこもちにして食う。
 モチを焼いてあんの中に入れるだけだが、焼いたモチをいったんお湯に入れて柔らかくするのがポイントだ。が、そんなことはどうでもよい。
 さらに物色し、賞味期限の切れたインスタント味噌汁を発見。かまうものか、熱湯を注いで飲んだ。
 自室に撤退するとクソどもが再び茶の間に陣取った。
 夜、食べたのはビスケット数枚、保存しておいたパン、ジュースだ。
 胃が荒れているのがわかる。穴が開くかもしれない。
 まだまだ戦いは続く。まだ折り返し地点にも到達していないのだ。
 ここで死ぬわけにはいかない。


1月1日(土)
篭城三日目
 午後3時5分起床。
 窓から外の様子を確認。車が一台ない。今なら包囲網は手薄だ。
 警戒しながら台所へ。
 どうやら誰もいないようだ。
 食料を分捕ろうと物色するも、めぼしいものは何もなし。
 一膳分ぐらいの米をかっ食らい、新鮮な水をごくごく補給して退却。
 その後、部屋に戻り買いだめしてあるビスケットを数枚と、レモン飴を一個食べる。
 水はペットボトルに入れておいたものを飲んだ。
 災害被災者の気持ちが一万分の一ぐらいは理解できた気がする。
 少し意識朦朧としながらここを更新している。




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