Ubuntuで無線LAN 2008年2月5日(火)
Ubuntuでバッファロー製無線LANアダプタWLI-U2-KG54を使う
 
 以下の方法は初心者が初心者なりに調べてまとめた方法なので、意味不明な作業が入っていたり、知ってる人が見たら「バカだなあ」と思うことがあるかも知れません。
 でもそんなの関係ねえ。
 自分が使えればそれでいいというスタンスで、覚書感覚で残しておく。
 
 
 だらだらと調べ続けてるうちにわけがわからなくなってきたので、とにかく試してみることにした。
 まず、普通にUSBに挿していても認識されない?ようで、WLI-U2-KG54のACTランプは点滅しない。
 ドライバがないか、あってもまともには動かないようなのでWindows用のドライバをUbuntuで使用可能にする『Ndiswrapper』というモジュールをインストールして、Windows用のドライバを使うことにした。
 
 その前に、既にインストールされているドライバを無効にした。
 Ubuntuの日本語フォーラムでの情報を基に、『rt2500usb』をブラックリストに追加。
 ブラックリストに追加すると、起動しても読み込まれなくなり無効になるらしい。
 この『rt2500usb』によってWLI-U2-KG54が一応は認識されているようだが、動かないのでは意味がないし、Windows用のドライバを使うためにもブラックリストに追加しておく。
 
 『Alt+F2』キーを押して「アプリケーションの実行」ダイアログを開く。
 gksudo gedit /etc/modprobe.d/blacklist
 と入力して「実行」を押してgedit(テキストエディタ、Windowsでいうメモ帳みたいなもん?)を起動する。
 blacklistが開くので、分かりやすくするため最終行に
 blacklist rt2500usb
 を追記してファイルを保存、geditを終了する。
 その後、パソコンを再起動する。
 メインメニューから[システム]→[システム管理]→[ネットワーク]で、ネットワークの設定ダイアログを開く。
 「無線LAN接続」項目がなくなっていればブラックリスト追加成功。
 
 次に、ndiswrapperのインストール。
 メインメニューから[システム]→[システム管理]→[Synapticパッケージ・マネージャ]を起動。
 ツールバーの検索アイコンを押し、『ndiswrapper』と入力して検索。
 『ndiswrapper-utils』をダブルクリック。
 関連するパッケージとして『ndiswrapper-common』のインストール確認ダイアログが表示されるので、「マーク」ボタンを押す。
 パッケージ『ndiswrapper-utils』『ndiswrapper-common』の2つにチェックが入っていることを確認して、ツールバーの「適用」アイコンをクリック。
 確認するダイアログが表示されるので「適用」をクリックしてインストールする。
 これでndiswrapperのインストールは完了。
 なお、ndiswrapperはネット接続しなくてもインストールできた。
 ネット接続しないとダメだと思い込んでいたが、UbuntuのCD/DVDをドライブに挿入するよう要求され、指示に従い無事にインストールできた。
 バージョンは古いのだろうが、使えれば問題なしとしよう。
 
 次に、WLI-U2-KG54のWindows用ドライバを用意する。
 この時点で、Ubuntuはインターネットに接続していないので、他のWindowsマシンでこのダウンロード作業を行った。
 バッファローのサイトから無線LANドライバをダウンロードする。
 分かりやすい場所、たとえばデスクトップに保存すると良い。
 exe形式なのでダブルクリックで自動解凍。
 すべての解凍が終了するとインストールダイアログが出てしまうので、キャンセルする。
 解凍されて出てきたフォルダを開く。
 『U2KG54』フォルダを開く。
 『Win2000』フォルダがあるので、これを使うことにする。
 ドライバはたぶん「.inf」「.sys」「.bin」などのファイルなので、これ以外はたぶん不要なので削除した。
 「NETU2KG.INF」、「U2KG54.sys」などのファイルだが、大文字なのはなんか嫌なので「netu2kg.inf」など、全部小文字にリネームした(ついでにフォルダ名も)。
 これらが入った『win2000』フォルダを、USB外付けハードディスクにコピー。
 USBフラッシュメモリがあればもっと便利かも。
 
 USB外付けハードディスクをUbuntuマシンに接続して起動。
 『Win2000』フォルダをUbuntuマシンのホーム・フォルダ(メインメニューの[場所]から開く)に移動かコピーする。
 メインメニュー→[アプリケーション]→[アクセサリ]→[端末]。
 sudo ndiswrapper -i ./win2000/netu2kg.inf
 と入力してEnterキーを押す。
 
 インストール成否の確認のため、
 ndiswrapper -l
  と入力してEnter。
 ここで、「netu2kgはドライバじゃねえぞコラ!」みたいな内容の文章とerrorが表示された。
 しかし、無視してめげずに作業続行。
 
 続いてndiswrapperモジュールを機能させる設定をする。
 sudo depmod -a
 Enterを押す。
 さらに、
 sudo modprobe ndiswrapper
 と入力してEnter。
 
 パソコンを起動するたびにndiswrapperがロード(自動で読み込まれる)されるように設定。
 sudo ndiswrapper -m
 と入力してEnter。
 ここまででドライバの設定は完了。
 
 あとはメインメニューの[システム]→[システム管理]→[ネットワーク]でネットワークの設定ダイアログを開く。
 「無線LAN接続」を選択して「プロパティ」ボタンを押す。
 ネットワーク名(ESSID)やパスワードの種類、ネットワークのパスワードなど(事前に無線LAN接続してあるWindowsマシンで確認しておく)を入力して「OK」を押す。
 
 ACTランプが点滅し、無事に無線接続できた。
 途中、大文字を小文字にリネームしたりと無意味な作業も混ざっているが、どうやら問題なく接続できている。
 どこかで一旦、再起動をしたかもしれないが忘れた。
 
 無線アクセスポイントと、無線LANアダプタ(子機)がそのメーカー独自の仕組み(バッファローならAOSS)で接続されている場合は独自設定を使わない設定にしないとたぶん無線接続できない。
 WAPやWEPなど、Ubuntuで設定できるレベルのセキュリティでパスワードを設定する必要がある。
 と、偉そうに書いてみたが他サイトの情報を自分でまとめただけの内容。
 コマンドとかまったく意味わかんないで書いてます。
 きっと、もっと簡単な方法もあることでしょう。
 WLI-U2-KG54は安い無線LANアダプタで、使っている人が多いと思うのでUbuntuの次期バージョンでは何の設定も必要なく認識されているといいなあ。
 
 
 
 (追記)
 上記のような面倒な作業をしなくとも、zd1211-firmwareというバイナリー・パッケージを利用するとどうやら使えるようです。
 参考リンク
 私はコマンドすら知らない・理解できてないまったくの初心者ですので詳しくは知りません。
 Synapticパッケージ・マネージャで検索すると出てくるみたいです。
 ネットに接続してないオフライン状態でもインストールできるのかは未確認。
 





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